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JLCPCPに3Dプリント注文してみた

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JLCPCBの3Dプリントを自分でも試してみたくなった 今回注文したのは自分で設計したRaspberry Pi4のケース https://www.thingiverse.com/thing:5788130 JLCPCBはGoogleアカウントでログインできるのですぐに始められた ファイルをアップロードすると選択項目が表示され自動で見積価格が出る サイトデザインも良く不自由なく使用することが出来た まずは一番安いSLAレジンの出力で注文したい 4種類あって似たような値段と説明だったので、 耐熱性が高く耐候性をもつLEDO  6060レジンで1セット注文した 金属もやってみたかったが注文時に枠が埋まっていて注文できなかった (そもそもRaspberry Piのケース金属で作ってもWi-Fiの電波通らないだろ) MJFとABSとSLSを比較して、SLS(粉末焼結)の3201PA-F Nylonが比較的安かったので、こちらも1セット注文することにした 合計1650円+送料283円が見積もりとして提示されたので仮注文 仮注文後に、JLCPCBの方で人力でレビューする待ち時間があり、当日の夕方にレビュー承認された その際、自動見積もり時点で1650円だった金額が1050円にまで下がった 結構違うやんけ Raspberry Piケース(2パーツ)を1セット作成した場合の金額内訳 ・LEDO  6060レジンが322円 ・3201PA-F Nylonが731円 一番安い送料(6-8日)が284円 ※ドル建てなので執筆時のレートで換算 2/3に本注文して2/9に発送された(4営業日) 春節明けで忙しかったのかこれが通常なのかはわからない。 私の家には2/14に届いた(配達はクロネコヤマト) トータルで10日かかったことになる とても良い梱包 到着品のレビュー LEDO  6060レジン 透明な乳白色 写真で見ても肉眼で見ても形が見えづらい いかにもプロトタイプって感じの色してる きっちりカッチリシャープに印刷されてるし、穴を開けた部分もきれいに印刷されている 0.4mmノズルのFDMより遥かに印刷解像度が高い 面取りもCADどおりに正確に出ている よく見るとサポート除去の表面処理は汚い ゴリゴリにヤスリで削ってるし、スクレーパーで引っ掻いたであろうの傷もある 底面パーツはけっこう反っ

Klipper(mainsail)のカメラにESP32-CAMを導入してKP3Sに取り付けた

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3Dプリンタの監視カメラはとても便利だ  Mainsail等のKlipperフロントエンドやOctoPrintはUSBカメラだけでなく、ネットワークカメラの表示にも対応している 技適対応のESP32 CAMという激アツおもちゃがaitendoで販売されていたので遊んでみることにした ※amazon.co.jpで売ってる似たようなやつは技適が通ってないESP32なので日本では使えない 今回購入したaitendoで販売しているESP32-CAM kit https://www.aitendo.com/product/19515 ・ハンダ付けが難しい(アーム付きのヒートガンまたはリフローできる機材が必要) ・USBシリアルTTLモジュールも必要になる これらが厄介という人向けに両方実装済みかつ”技適の通った”(←重要)基板もamazonで売られている(価格はちょっと高い) aitendoのESP32 CAMの方はシリアル変換チップやピンヘッダがないため こんな感じでKP3SのX軸にコンパクトに設置できる(基板むき出しだけど) マウンタの公開先  Thingiverse:ESP32 CAM kingroon kp3s X axis    https://www.thingiverse.com/thing:5800012 □どんな感じに映るか カメラ画像の比較 エンクロージャに付けているLogicoolのC525と並べて比較してみた ESPCAMの方はフォーカス調整をするのを忘れたので本来はもうちょっとパリッとした絵になる KP3Sに取り付けた際の画角や画質はこんな感じ(標準68度レンズ) こっちはレンズを回してフォーカス調整済み (レンズ回すの固すぎてプライヤーでやっと回せた) 定着不良や印刷失敗は十分確認できそうだ 追記:68度レンズ、120度レンズ、160度レンズの画角比較 後から注文した広角レンズ2種類が届いたので比較してみた 追記終わり □電源配線 カメラの配線は交換も考えてコネクタをハンダ付けした(1mm程度少し浮いてる) ヒートシンクはなくても良いが余っていたのでつけた 配線はこんな感じにまとめた 電源はメインボードのリミットスイッチコネクタから取った シルク印刷にある通り右側が5Vで真ん中がGNDのピン配置になっている 適当な空きポートに接続すればいいので簡単

ノズル清掃を観察した話

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  最近コールドプルをしてもすぐに印刷不良になってしまうようになった ヒートクリープ気味というか、フィラメントに熱が伝わらないというかとにかく押し出し抵抗が大きい 下がコールドプル清掃直後の時で10〜20時間程印刷すると上のようになる ヒートクリープしやすいマットPLAという条件の悪さもあるが劣化までの時間があまりにも早い こうなってはノズルを新品に交換しても良かったが良い機会なのでノズル内部を観察しようと思う まず、清掃前の状態をマイクロスコープで観察してみた 焦げが全面に付着してでボコボコしている なるほどなー この状態からコールドプルを2回行った 上が1回目で下が2回目 だいぶ汚れが取れている 通常はこの汚れがでなくなるまで5,6回コールドプルを繰り返す 2回目ですでに焦げの回収量は大幅に減っており、ノズルは大まかに綺麗になっているのだろう と、思いながら中を観察してみた 同じ写真かな?ってぐらいほとんど変わらない 焦げが回収できなくなるまでコールドプルを実施してもこれが全部取れるとは到底思えない 印刷不良がすぐに再発するのも頷ける コールドプル以外の方法で清掃する必要を感じたので、まずはノズル内部を焼いてみた ターボライターでノズルを炙る 中のプラスチックが完全に炭化するまで焼く 具体的には煙が出なくなるまで炙る 熱いうちに水の中に投げ入れて 電線をブラシのようにして焦げを落とす その結果 ダメだった、出口付近しか綺麗に掃除できてない 電線はブラシになり得なかったので、他の方法を考える 細く割いた竹ひごに研磨剤を塗ってドリルで高速回転してみた 研磨剤が黒くなったので汚れは取れたのだろうか 結果として、まあ大体綺麗になった、電動工具サイコー! このぐらいの清掃で十分だろうし、手持ちの道具でこれ以上の清掃はもう望めないだろうと思った と思ったら壁面のほうはまだだいぶ汚れていた 2.0mmのドリルを素手で逆回転させながら、壁面の焦げを削ぐことにした 壁面も綺麗になった ドリルで若干傷つけたけどまあいいだろ 最後にもういちど粉を回収するコールドプルを1回実施 これで清掃完了 結論 コールドプルは気休め もしくは、私のやり方が悪いのかもしれないし、根気が足りないのかもしれない ていうか汚れが出なくなるまで根気よくコールドプルをした結果の前後で写真取ればよかった おわり