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ノズル清掃を観察した話

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  最近コールドプルをしてもすぐに印刷不良になってしまうようになった ヒートクリープ気味というか、フィラメントに熱が伝わらないというかとにかく押し出し抵抗が大きい 下がコールドプル清掃直後の時で10〜20時間程印刷すると上のようになる ヒートクリープしやすいマットPLAという条件の悪さもあるが劣化までの時間があまりにも早い こうなってはノズルを新品に交換しても良かったが良い機会なのでノズル内部を観察しようと思う まず、清掃前の状態をマイクロスコープで観察してみた 焦げが全面に付着してでボコボコしている なるほどなー この状態からコールドプルを2回行った 上が1回目で下が2回目 だいぶ汚れが取れている 通常はこの汚れがでなくなるまで5,6回コールドプルを繰り返す 2回目ですでに焦げの回収量は大幅に減っており、ノズルは大まかに綺麗になっているのだろう と、思いながら中を観察してみた 同じ写真かな?ってぐらいほとんど変わらない 焦げが回収できなくなるまでコールドプルを実施してもこれが全部取れるとは到底思えない 印刷不良がすぐに再発するのも頷ける コールドプル以外の方法で清掃する必要を感じたので、まずはノズル内部を焼いてみた ターボライターでノズルを炙る 中のプラスチックが完全に炭化するまで焼く 具体的には煙が出なくなるまで炙る 熱いうちに水の中に投げ入れて 電線をブラシのようにして焦げを落とす その結果 ダメだった、出口付近しか綺麗に掃除できてない 電線はブラシになり得なかったので、他の方法を考える 細く割いた竹ひごに研磨剤を塗ってドリルで高速回転してみた 研磨剤が黒くなったので汚れは取れたのだろうか 結果として、まあ大体綺麗になった、電動工具サイコー! このぐらいの清掃で十分だろうし、手持ちの道具でこれ以上の清掃はもう望めないだろうと思った と思ったら壁面のほうはまだだいぶ汚れていた 2.0mmのドリルを素手で逆回転させながら、壁面の焦げを削ぐことにした 壁面も綺麗になった ドリルで若干傷つけたけどまあいいだろ 最後にもういちど粉を回収するコールドプルを1回実施 これで清掃完了 結論 コールドプルは気休め もしくは、私のやり方が悪いのかもしれないし、根気が足りないのかもしれない ていうか汚れが出なくなるまで根気よくコールドプルをした結果の前後で写真取ればよかった おわり