デジカメ用バッテリー充電器



 デジカメ用の充電器がACコンセント電源式で持ち運ぶには少々不便だ

出先で充電したいときにUSB給電式であればモバイルバッテリーで充電することができる

Type-cコネクタであればなお良い

というわけで充電器を自作してみた

端子も自作

充電器とバッテリーの接点となるポゴピンを買わなくてはならないが
アリエクスプレスでも送料込みで600円ぐらいするし到着まで時間がかかりすぎる
何かいい材料は無いかとホームセンターをブラブラしていたところ、
釘とばねで作れそうだったので買ってきた
左から170円の釘、170円のばね(長いので半分にカット)、TP4056充電ボードType-C
これにハンダと電線と収縮チューブで作ることが出来た
TP4056(TP4056) の充電ボードは昔アリエクスプレスで買ったもの
アマゾンだと多分これと同じ
この充電ボードは1A流れる
使いたいバッテリーは1400maなのでまあ1Aでも大丈夫だろうが
安全性を優先して純正と同じ0.8Aまで充電電流を下げたい
基板上のR3の抵抗値を変えることで充電電流を任意の値にすることができると購入時のメモにあったのでR3を1.5kΩに変更して0.78Aで充電できるように変更した
昔の俺えらすぎ
先に完成写真を見せるとこんな感じになる
3Dモデルの段階で正確な位置に穴あけを行えるので3Dプリンタは本当に便利だと実感した
釘は平たいのでハンダを盛った(必要性はそんなに無い)
PLAは熱に弱いので筐体内にれる前に行っておく
釘はハンダ合金ができるまでじっくり加熱しないと行けないのでなおさら

組み立て

その一方でピンに電線をはんだ付けするのはこのように筐体内で行わなくてはいけない
ヒートクリップを使えばPLAに熱が伝わらず思い切り釘を加熱することができる
バッテリー側からピンを押し込んだ状態でクリップしてクリップ近くに電線をハンダすれば
ちょうどクリップの厚さ分のストローク量になるのでその点でも便利だった
基板にはんだ付け
特に気をつける部分は無い
基板のコネクタ側はコネクタが穴に入っているので固定される
反対側は釘を使って固定することにした
1mmの釘に1mmの設計で穴を開ければいい感じの摩擦圧があり抜けることはない
写真の状態だとショートしてしまう恐れがあるので収縮チューブを通して絶縁した
ピンをカットする
ピンには電圧がかかるのでツライチでカットした
(外側までピンを伸ばさないと安定して真っ直ぐストロークしない)
ピンを一番置くまで押し込んだ状態でニッパーでカット
バッテリーを装着したときにはツライチより0.5mmほど引っ込んでいるように設計してある
ニッパーの切り口にはバリがあるのでスムーズになるまで何度も手で押し込む
ドロップダウンの基板は熱を持つのでむき出しのまま使うことにした
バッテリー端子ぐらいは気休めにカプトンテープで絶縁した方がいいかもしれない
そんなこんなで完成
インジケーターがウラ面なので表面に基板を配置するような設計にすればよかったと反省

追記:インジケーターの見やすいバージョン2を作った




追記ここまで

thingiverseにモデルを公開した
D-LI106のバッテリーにしか使えない充電器なので公開しても99%の人は使えないだろうが
アイディア自体は応用の効くものなので公開する意義はあるだろう
おわり



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