Flyingbear GHOST5 いいとろこ、悪いところ



 ■良い点

・印刷品質がいい

PLA 205℃/55℃ 80mm/s





・箱型でフレーム剛性がある

密閉型エンクロージャにしてゆくゆくはエンプラも印刷したい

・X軸、Y軸モーターに静音ドライバのTMC2208を使用している。Z軸とエクストルーダーは安いドライバなのでうるさい

ZモーターとEモーターのドライバを自分でTMC2208に変更したあとは、そこそこの静音マシンになった。

高速移動時のリニアブッシュの動作音が少し気になる

寝るにはうるさいが起きているなら気にならないレベル

・TPUがPLAと同じ速度で印刷できる。

一口にTPUといっても性能はメーカーごとに違うので主語がでかいかもしれない。

TPU 200℃/55℃ 80mm/s

 





・ガラスベッドが優秀

ANYCUBICのウルトラベースより好き。

・X軸方向の造形エリアが少し広い(255*210*200)

Ender-3よりX軸が35mm長くY軸が10mm短くZ軸が50mm短い

255という長さはとても便利。正方形より長方形にして最大値を増やす設計はとてもいい判断だと思う。


■普通な点

価格

絶対価格は安いけど相対的にはそんなに安くない。

組み立てが面倒なのでそこを考慮したらむしろ高いまである

・メンテナンス性

ホットエンドの取り外しが面倒に感じるけど難しいかと聞かれればそんなことはないし他の機種よりとりわけ面倒というもんでもない


■悪い点

・WIFIの技適がないので通電前に取り外す必要がある

Wi-FiはOctPrintの方が合法で100倍便利だからそっちを使おう

・組み立てがとても大変マジで大変

最初だけなのでそれほどデメリットではない

付属のレンチがゴミなので自前で買っておきましょう

・ノズルファンの冷却不能力が悪い

オーバーハングが苦手、45度以下もちょっと怪しいかもしれない

標準のファンがだいぶ低回転なファンなので高回転型のファンに変更すれば改善するかもしれない

・改造パーツが少ない

まあノーマルで満足してるけどダイレクトエクストルーダーやオートベッドレベリング使いたいなら別の機種にしたほうがいい

・GPLに基づいたMarlinソースコードの開示を販売元に請求したが無視された

ありえない話、あほしね

基盤交換はバニラMarlinをビルドしよう



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